一つ前の記事、「今こそ見直すApacheの設定」にはたくさんのアクセスを頂きました。はてなブックマークでホットエントリになったのが大きかったようです。
7/6、7/7のこの記事ページへのアクセスを集計すると
grep 'GET /2011/07/apache.html' access.log|grep ' 200 '|perl -nE 'm!0[67]/Jul/2011! and say $&'|uniq -c
4966 06/Jul/2011
6220 07/Jul/2011
となり、合わせて、11,000回のリクエストをサーバが処理したことになります。その際のサーバの負荷ですが、MovableTypeで静的書き出しをしているためまったく負荷らしい負荷はありませんでした。
cloudforecastでサーバのリソースグラフをとっていたので紹介します。環境はさくらのVPS(1GB)に、Ubuntu 10.04、ApacheはUbuntuのパッケージにあった2.2.14を使っています
通信量
まずこれが、2011-07-06 00:00:00 から 2011-07-07 24:00:00 までのトラフィックのグラフ。
青いラインがサーバが出力されたトラフィック、緑がリクエストなどサーバに届くトラフィック
画像が一つもない記事だったのでトラックはどちらにしろ少ないですが、記事公開まで、せいぜい数十kbpsだったのが、16時の記事公開とともに急上昇しています。2時間程度で一度下降して、またそのあと第二のピークを迎えます。おそらくこれがはてなブックマークのホットエントリに上がった瞬間でしょう。
そして夜間はアクセスが落ち、7日のお昼までを頂点に山の形を描いてます。
CPU負荷
同じ時間帯のCPUの使用率のグラフです。
紫色はIDLEです。CPUはほぼ使われていません。MovableTypeの静的書き出しなので動的生成のWordPressなどとは異なりCPUはほぼ使わないで配信が可能です。
Apache mod_status
Apacheのプロセスがどの程度利用されているかのグラフです。緑色がなんらかの処理中を示し、青がIDLEしているスレッド(Preforkならプロセス)を表します。
CPU使ってないのに、Apacheがよく使われているねと思われるかもしれませんが、これはほぼ、KeepAliveによるものです。何も送受信してなくても永続接続中のスレッドはビジーとしてカウントされます。
おそらくKeepAliveをOffにすれば、緑色はほぼ0に近づくと思われます
これからも役に立ちそうな記事を書いて行きたいと思うところでございます