技術評論社様から「Nagios 統合監視 [実践] リファレンス」という本を献本頂いたので紹介。
自分とNagiosの関わりは古く、このblogでも2004年にNagiosという文字が出てきている。Nagiosは設定が煩雑であることで有名で当時からテンプレートを参考にしつつ我流で利用をしていました。前職でも監視にNagiosを使っていて、プラグインを書いたり、大量のサーバを監視するために設定の自動生成ツールなんかも作りました。残念ながら現職ではNagiosは利用していませんが、、
この「Nagios 統合監視 [実践] リファレンス」はその名の通りリファレンス中心の書籍です。著者はNagiosドキュメントの翻訳プロジェクトをやっておられる株式会社エクストランスの方々。内容は1章ではNagiosの概要を説明し、2章でプラグイン、3章から5章で設定ファイル、ホストやサービスの設定項目が1つ1つ解説されています。今まではこのような説明はNagios付属のドキュメントあるいは公式サイトの英語のドキュメントでしか得られませんでしたが、日本語でまとまって情報が入手できる価値はあるのではないでしょうか。テンプレートそのままに設定してきた項目などを見直してみるとNagiosの便利な機能が発掘できるかもしれません。個人的には実践的な監視の話がもっと知りたいので、リファレンスの合間合間にあるコラムが興味深かったです
前職でのNagiosの話は、WEB+DB PRESS Vol.55に書きました。そのときの紹介記事。
また、「[24時間365日]サーバ/インフラを支える技術」にも設定方法などが紹介されていましたね。こちらもおすすめです。