PHPをどうとらえているか
「使える言語は Perl
と言うと何故にバカにされるのか?」に関連して、
「( ´_ゝ`)フーン Java じゃないんだぁ」
これはまぁ、Javaが必要なところもあるんだろうから良いとして、もうひとつPerlと比較としてPHPがあげられます。新規案件でも「PHPで」ということがそれなりにある。PHPも最近はYahoo!やcybozuなどで使われていて、大きなプロジェクトの事例が増えています。mod_php版であれば、CGI(≠Perl)より動作が速いでしょうし導入もしやすい。HTML埋め込みでだれでも使えそうな感じもする。
ただ、自分にはPHPがしっくりきません。2度ぐらい挑戦したけど今も全てPerlです。
理由としては「慣れ」なんだろうけど気になっていることをあげると、
PHPのHTML埋め込みと言う形が、Perl-CGIの中にHTMLを埋め込むところからHTML::Templateへ移行した後では馴染めない(最近ではSmartyというテンプレートエンジンがある)。
Perlの顔しているのにC/C++/Java的な関数名の付け方になっていて戸惑う。
ライブラリが充実しているのはいいことなんだけど、柔軟性がなさそう。
柔軟性については、
$subject="タイトル"; $body ="本文"; mb_send_mail("hoge@example.com",$subject,$body);
と書いてしまうのは楽だけど。Perlでモジュール使って、
use MIME::Lite; my $mime = MIME::Lite->new( To=>'hoge@example.com', From=>'anonymouse@example.com', Data=>'mime::lite smtp test.....', Encoding=>'7bit', ); $mime->send('smtp','localhost');
としておく方が細かいカスタマイズに対応できる。PerlというよりCPANのおかげなのだが。
TMTOWTDI(There's More Than One Way To Do
It)のスローガンと膨大なCPANライブラリで車輪の再発明を防ぐことができることがやはりPerlの良いところだと思う。AmazonもPerlでできていることだし、「PHPで」と言うお客さんにはPerlの利点とAmazonで使われている事例等を説明してなるべくPerlでやっていければ、作るのも早いと思われ。
ぱどタウンもPerlでできています。コミュニティ部分はmod_perlで、2〜3日で作る物を含め周辺で動くものは普通のCGIで構築。Apache::Registryで動かしているだけなので、同じようにCGIを書いていけるのも良いところ。先月のアクセスは2億件台。相変わらずシステム担当二人でやっております。