アマゾン・ドット・コムの光と影
橋本大也さんのブログで紹介されていて気になったので読んだ。著者がアマゾンの物流の現場にアルバイトして潜入、半年間実際に働いたところから、アマゾンのみならず、現代進みつつある格差社会の問題点を指摘した本。著者自身もその現場で働くこととアマゾンの利用者としてアマゾンのサイトを便利に使うところに矛盾を感じると書いているが、これをアマゾンで購入して読んでいる自分も不思議な気分になれる。
アマゾン・ドット・コムの光と影—潜入ルポ
posted with amazlet at 05.05.30
横田 増生
情報センター出版局 (2005/04)
売り上げランキング: 93
通常24時間以内に発送
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この内容で告発本っぽいタイトルはアマゾンがかわいそうかと...希望格差社会
現代求められている潜入ルポの代表格
労働におけるエリートと非エリートが生まれる希望格差社会を生むニューエコノミー=IT企業のような表現されているようなところがあるけど、実際考えてみるとマクドナルドがまさにそれだと思うし、近所のスーパーだってアルバイトとパートで成り立っている。ただ成功している企業はうまくアルバイトとかパートからの情報を吸い上げているのではなかったか。アマゾン(と日通)だけがそういうまったくなくこれからも成長していくことは考えにくいと思うんだが。